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公開日:2022.11.05 / 最終更新日:2023.09.30

短期留学と長期留学のメリット・デメリットを紹介

留学を検討している方のなかには「短期留学と長期留学のどちらを選べばよいのかがわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
留学の期間によって、メリット・デメリットがあるので、違いを知ったうえでの選択が重要です。

そこで今回は、短期留学と長期留学のメリット・デメリットや、短期留学と長期留学の違いについて紹介します。 留学に興味をお持ちの方は、留学の期間を決める際の参考にしてみてください。

外国大学の日本校

短期留学の定義

短期留学とは、3か月以内で帰国する留学のことです。
最短1週間程度で参加できるプログラムもあるので、夏季休暇や冬期休暇などの長期休暇を活用して、短い期間でも留学できます。

基本的には、語学力の向上を目的として、語学学校に通い外国語を学びます。

短期留学のメリット

最初に、短期留学のメリットを確認しましょう。
短期留学には、以下のようなメリットがあります。

【短期留学のメリット】

  • 語学力に自信がなくても挑戦できる
  • 学業や仕事に支障をきたさずに気軽に留学できる
  • 費用を抑えられる
  • 準備が比較的楽に済む

 

短期留学は、最短1週間程度から参加できるので、語学力にあまり自信がない方や、まとまった時間を確保できない方でも、気軽に挑戦できます。

必要な費用は滞在する国や語学学校によって異なりますが、滞在期間が短いため、長期留学と比較すると、費用を抑えられます。

また、短期留学の場合、留学先によってはビザの発給が必要なく、パスポートのみで行ける点もメリットです。 ただし、短期留学でもビザの発給が必要な場合もあるので、留学を検討している国のビザの情報を、事前に確認しておきましょう。

短期留学のデメリット

短期留学には、メリットだけではなくデメリットも存在します。
短期留学で生じうるデメリットは、以下のとおりです。

【短期留学のデメリット】

  • 飛躍的な語学力の向上は期待できない
  • 現地で学べる時間が短い
  • 就職活動ではあまり有利にならない

 

個人差はありますが、語学の習得には一定の時間が必要なので、短期留学では飛躍的な語学力の向上は見込めないかもしれません。

留学の期間が短いと「語学や現地での生活に慣れ始めたころには、帰国の時期になっていた…」という方もいらっしゃいます。 帰国後に後悔しないためにも、本格的に語学を上達させたいとお考えの方は、留学の期間を慎重に決めましょう。

また、就職活動では、留学した事実よりも、留学によって得た語学力や経験が重視されるため、帰国後は短期留学の経験を活かした活動に、踏み出してみてはどうでしょうか。

長期留学の定義

長期留学では、半年から1年以上の期間を使って留学します。
海外にある大学や大学院の卒業を目指す場合は、2~8年程度と数年間必要です。

長期留学には、語学学校や大学、大学院への留学だけではなく、海外で就労できるワーキングホリデーとよばれる制度を活用する方法もあります。

長期留学のメリット

続けて、長期留学のメリットを見ていきましょう。
長期留学では、以下のようなメリットを得られます。

【長期留学のメリット】

  • 語学力の向上が期待できる
  • 語学以外にも挑戦できる
  • 異文化への理解が深まる
  • 海外生活が経験できる
  • 自信がつく
  • 就職活動で有利になる可能性がある

 

まず、長期留学のメリットは、語学力のさらなる向上が期待できる点です。 くわえて、ボランティアやアルバイトなど、ほかの活動にも挑戦するチャンスがあります。 長い期間をかけて留学していると、多くの人と出会い、世界の文化や多様な価値観を体験できるので、ご自身の視野を広げられます。

さらに、長期留学にチャレンジした行動力や、言葉が通じない環境に飛び込んだ経験、そして何より、長期留学を完遂したという実績は、何物にも代えがたい自信になるでしょう。

また、長期留学で身につけた語学力や国際感覚は、就職活動でも活かせるので、国際関係の仕事に将来就きたいとお考えの方は、長期留学を検討してみてはいかがでしょうか。

長期留学のデメリット

長期留学を成功させるためには、デメリットも理解しておきましょう。
長期留学で生じうるデメリットは、以下のとおりです。

【長期留学のデメリット】

  • ある程度の費用がかかる
  • 帰国のタイミングによっては進学や就職に影響が出る
  • 目的を持たないとただ時間が過ぎてしまう
  • 準備に時間がかかる

 

留学の期間が長くなると、授業料だけではなく食費や滞在費などの生活費も、それなりにかさんできます。そのため、留学する方のなかには、留学用の奨学金を活用する方もいらっしゃいます。 費用の負担を減らすためにも、奨学金制度などの情報を事前に調べておきましょう。

また、大学の留学プログラムではない場合は、長期留学のために大学を休学する必要があるので、語学力を向上させるなどの目的を忘れずに努力しつづけることが大切です。

【関連記事】
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短期留学と長期留学の違い


ここからは、短期留学と長期留学の違いを4つの項目に分けて紹介します。

費用

必要な費用は、留学する国や語学学校、大学などによって異なります。

短期留学は滞在期間が短いため、長期留学と比べると費用を抑えられます。 しかし、長期留学では授業料だけではなく、食費や滞在費などの生活費も、留学の期間に応じて準備しなければなりません。 ただし、語学学校のなかには長期割引が使える学校があったり、留学用の奨学金や補助金を受給できたりする場合があります。

割引の条件や申請方法が、制度ごとに定められているので、事前によく調べましょう。

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留学前に必要な語学力

短期留学では、留学前の語学力は基本的に問われません。

語学学校のプログラムも、語学のレベルごとに分けられているので、留学時点では語学力にあまり自信のない方でも安心です。 ただし、短期留学は滞在期間が限られているため、文法や単語などの基礎を留学前にできるだけ予習しておくと、語学力の向上に役立ちます。

一方で、海外の大学や大学院に長期留学するためには、一定の語学力が必要です。 必要な語学力は、留学先によって異なりますが、TOEFLやIELTSといった世界基準の英語のテストのスコアを提出しなければなりません。
留学を希望する大学や大学院の公式ホームページから、必要なTOEFLやIELTSのスコアを調べておき、そのスコアを満たすための対策に取り組みましょう。

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得られる成果

1~3か月程度の短期留学でも、以前よりも発音がよくなったり、簡単な日常会話ができるようになったりするなどの、ある程度の語学力向上が実感できます。

これが長期留学ともなれば、積極的に語学学習に取り組む機会も増え、語学力のさらなる向上が期待できます。 留学の期間が長くなるほど、語学学習に時間を費やせるだけではなく、日常生活で実際に語学を使う機会も増えるためです。

もちろん、留学で得られる成果は、ご自身の語学学習への取り組みや現地での過ごし方によって変わります。 そのため、予習や復習は欠かさず行い、留学生や現地の人との交流も深めましょう。

準備の大変さ

短期留学と比べると、長期留学は留学前の準備に手間がかかります。

長期留学では、基本的に学生ビザ(留学ビザ)が必要です。 ビザの発給には、1~2か月程度かかるケースもあるので、余裕を持って申請手続きを進めなければなりません。
また、大学生で1人暮らしの方であれば、賃貸物件を引き払ったり、休学の手続きを行ったりする必要もあります。

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短期留学と長期留学のどちらを選んだほうがよい?

留学の期間を決める前に、ご自身の留学の目的を把握しておきましょう。
そこでここからは、短期留学に適している目的と、長期留学に適している目的をそれぞれ紹介します。

短期留学に適している目的

ここからは、短期留学に適している2つの目的を紹介します。

目的①海外の文化や雰囲気を体験したい

海外の文化や雰囲気を体験したいのであれば、短期留学が適しています。

短期留学のプログラムには、語学学習だけではなく、観光や季節のイベントなどを楽しめる体験学習も用意されています。
また、さまざまな国から集まってくる留学生と話すと、世界の文化や多様な価値観に触れられるので、積極的に交流してみましょう。

目的②長期留学の前の準備として留学したい

長期留学の前に簡単な留学を体験しておきたいとお考えの方にも、短期留学は適しています。

短い期間でも海外生活を体験すると、長期留学への自信がついたり、語学への興味がさらに高まったりするかもしれません。短期留学の経験をもとに、新たに長期留学を計画するのもよいでしょう。

最初から長期留学に行くのに不安を感じられる方は、まずは短期留学から挑戦してみてはいかがでしょうか。

長期留学に適している目的

ここからは、長期留学に適している3つの目的を紹介しましょう。

目的①ネイティブレベルの語学力を身につけたい

ネイティブレベルの語学力を身につけたいという目的は、長期留学に適しています。

長期留学では、しっかりと語学を学ぶだけではなく、日常生活でも実際に現地の言葉を使って過ごすため、飛躍的な語学力の向上が期待できます。 特に、大学への留学で、現地の学生とともに専門分野を学ぶと、ビジネスレベルの語学力を身につけることも可能です。

目的②グローバルな環境で専門的に学びたい

グローバルな環境で専門分野をしっかりと学びたいという目的で、長期留学する方もいらっしゃいます。

海外にある大学や大学院への留学では、専門分野の知識を数年かけて履修します。 専門分野の例としては、ビジネスや国際関係学、そのほかに経営学や旅行学などが挙げられ、ファッションやアートといった専門的なスキルの習得も可能です。 このように、長期留学で専門分野を学ぶと、各分野の最先端の国で、専門的な知識やスキルを身につけられます。

目的③将来は海外で就職したい

将来は海外で就職したいとお考えの方にも、長期留学は有意義です。

海外で働くためには、一定レベル以上の語学力は必須です。 くわえて、海外での就職活動を有利にするために、長期留学の一環として、海外の大学への進学を選択する方もいらっしゃいます。
海外の大学を卒業すると、専門分野の学位と十分な英語力を証明できるためです。

なお、海外の企業や職種によっては、大卒以上の学歴を求めるところも少なくありません。

留学の目的を決める重要性についてさらに詳しく知りたい方は「留学の目的やゴール地点を明確にしておくと良い理由」の記事をご覧ください。

留学におすすめの国

ここからは、短期留学の場合と長期留学の場合に分けて、留学におすすめの国を紹介します。

短期留学におすすめの国

留学しようと決めても、どこの国に渡航すればよいのかがわからずにお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下で、短期留学先としておすすめの国を紹介します。

【短期留学におすすめの国】

  • アメリカ
  • ニュージーランド
  • フィリピン

 

アメリカは、留学先の都市や語学学校の選択肢が多いため、人気の留学先です。留学生が世界中から集まってくるので、学生へのサポート体制も整っています。

ニュージーランドに留学すると、政府機関によって管理されている、高水準の教育を受けられます。 また、3か月以内の渡航であれば、ビザの発給が必要ありません。

フィリピンの語学学校は、マンツーマンでの授業を取り入れているところが多く、短い期間で集中的に英語を学べます。 日本からの距離が近く物価も安いので、欧米と比べると、留学にかかる費用を抑えられます。

長期留学におすすめの国

長い期間の滞在となると、留学先の選定により一層慎重になってしまうかもしれません。
長期留学先としておすすめの国を、以下で紹介します。

【長期留学におすすめの国】

  • アメリカ
  • カナダ
  • オーストラリア
  • イギリス

 

アメリカには、世界的に有名な大学も多くあり、学生ビザは最大5年間有効なので、長期留学する方も多くいらっしゃいます。 短期、長期それぞれでおすすめの留学先です。
【関連記事】
アメリカ留学前に知っておこう!治安の良い都市・悪い都市と身を守る方法

カナダは、世界的にも治安がよい国として有名で、移民や文化の違いなどを認める温和な国民性もあるため、長期留学でも安心です。

オーストラリアでは、学生ビザを取得すると現地でアルバイトも可能なので、留学の費用を抑えたり、現地のリアルな日常を体験できたりします。

英語発祥の国であるイギリスでは、世界でもトップレベルの英語教育を受けられます。 近隣のヨーロッパの国へのアクセスも便利なので、長期留学の間に旅行するのもよいでしょう。

短期留学と長期留学にはメリット・デメリットがあるので目的に合わせて期間を選ぼう

いかがでしたでしょうか?

短期留学は3か月以内で帰国する留学で、語学学校に通います。

短期留学のメリットは、語学力に自信がない場合でも挑戦できる点です。 長期留学では半年から1年以上の期間を使って、語学学校や大学へ留学します。
長期留学のメリットとして、語学力の向上が期待できる点や異文化への理解が深まる点などがあります。

外国大学の日本校

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部について

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部(以下、サンダーバード)は、1946年創立以来、75年以上の歴史を持つ、グローバルビジネスおよびグローバルマネジメントに特化した、高等教育機関です。

キャンパスには世界中から生徒が集まっており、その様子は「小さな国連」と呼ばれるほど。ダイバーシティな環境下で学ぶことにより、グローバルな視点や多文化への理解、協調性、そして将来のグローバルリーダーとしての力を養えます。

サンダーバードの卒業生たち

サンダーバードのアラムナイ(卒業生)は、世界約145ヶ国45,000人以上の卒業生からなり、その結びつきは他のビジネススクールでは見られない、非常に強固なものとして、世界的にも有名です。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校の紹介

サンダーバードが提供している「グローバルマネジメント学」「国際貿易学」の学士号を、日本でも学べる新プログラムがスタートしました。

日本国内にいながら、世界トップレベルのマネジメントスクールの授業を受け、アメリカの正規の大学の学士号を取得できます。

プログラム詳細はこちら

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校は「外国大学の日本校」です

広島大学と75年以上の歴史をもつアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院が連携した学士号プログラムです。

本プログラムは文部科学省により「外国大学の日本校」として指定を受けております。
「外国大学の日本校」については、文部科学省のホームページをご覧ください。
外国大学等の日本校の指定:文部科学省

プログラムについて

取得できる学士号はアリゾナ州立大学の「グローバルマネジメント学」と「国際貿易学」の2種類です。

「グローバルマネジメント学」では、グローバルな環境で活躍するためのマネジメント力を学べるプログラムとなっています。

「国際貿易学」ではグローバルにビジネスを行うための政治的・文化的・経済的側面への理解を深めながら、国際貿易分野で活躍するために必要なスキルを学びます。

本プログラムでは、1・2年次を広島大学のキャンパスで、3・4年次をアリゾナ州で学びます。 広島を含め、4年間全ての授業が英語で行われますので、国内にいながらでもグローバルな環境で世界有数の大学によるグローバルマネジメントを学ぶことが可能です。

また、「国際貿易学」の学位取得後はアメリカでのOPT(Optional Practical Training)を取得し、卒業後アメリカで3年間の就労資格を得られます。

サンダーバードの国際貿易学はQS 国際貿易学ランキングにて「世界第1位」を獲得

サンダーバードの国際貿易学は、QSワールド大学ランキングの国際貿易学専攻で世界第1位を獲得しました。
QSワールド大学ランキングでは、修士課程(大学院)を専攻別に分け、以下の各項目について評価・選定したランキングを毎年発表しています。

  • プログラムの内容
  • 革新的な教育方法
  • 学生が就職できるように大学がどのように準備しているか

サンダーバードは上記の各項目で、最高評価を獲得しています。

詳しくはこちら

卒業後の進路について

サンダーバードの卒業生は、国際機関、グローバル企業をはじめ、各国政府やNPO団体など多種多様な分野において、世界を舞台に活躍。
在学中の進路支援にも力を入れており、世界中の卒業生ネットワークを活用した進路支援を行っています。

また、本学の修士課程であるMGM(Master of Global Management)プログラムへ進学する学生も多くいます。 ※MGMとは、通常のMBAではなく、全てのクラスがグローバルな視点で構成され、 “第4次産業革命の時代に必要とされ、本当の意味でグローバルに活躍できる真のリーダーを育てる”ことを目的とした修士号です。

将来の選択肢を広げるためにも、日米両キャンパスでグローバルな視点で構成されたプログラムを学べるユニークな形の留学に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

サンダーバードでは、日本オフィスにて日本人スタッフが個別に留学サポートの相談を受付ています。将来グローバルに活躍したいなど、海外にご興味のある学生の方は、ぜひご相談ください!

【外国大学の日本校認定】アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部 広島大学グローバル校の詳細はこちら

コラム監修者

監修者の写真

夫馬 賢治Kenji Fuma

株式会社ニューラル

代表取締役CEO

<略歴>

信州大学グリーン社会協創機構特任教授。アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院MBA。ハーバード大学大学院サステナビリティ専攻修士。東京大学教養学部国際関係論専攻卒。東証プライム上場企業、機関投資家、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタルの社外取締役やアドバイザリーを多数務める。環境省、農林水産省、厚生労働省のESG分野の委員会委員を複数兼任。Jリーグ特任理事、ウォーターエイドジャパン理事、MASHSING UP理事。留学経験を活かしたグローバル視点での戦略立案を得意とする。国内外のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で解説を担当。

<主な著書>

ネイチャー資本主義』(PHP新書)

超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)

データでわかる 2030年 地球のすがた』(日経プレミアシリーズ)

ESG思考』(講談社+α新書)

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