COLUMN
公開日:2022.07.01 / 最終更新日:2023.09.30

留学の目的やゴール地点を明確にしておくと良い理由

留学は、異文化に自ら飛び込んで生活をしながら、新たな知識が言語を習得できる方法です。

日本にはないさまざまな発見や出会いがあり、自分を変えられたり、前向きになったりというメリットも期待できます。 音楽留学やスポーツ留学のように、はじめから目的をもって海外へ出ていく場合もありますが、海外で出会った同級生や仲間たちと切磋琢磨をしながら、少しずつ目標や方向性を見つけていく方もみられます。

ここでは留学の目的をなぜはっきりさせなければならないのかについて、一般例としてよく挙げられている留学の目的などを紹介します。ぜひ自分の留学の目的を探してみてください。

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留学の目的を明確にすることが重要な理由


留学の目的を決めておくことは、なぜ重要なのでしょうか。理由を詳しくみていきましょう。

目的意識がはっきりする

「資格取得につなげる」「日本に帰ってきてからの就職や進学に役立てる」など、留学の目的がはっきりすることで最終的なゴールが見えてきます。

なんとなく海外に…というケースも少なくはないものの、留学は貴重なお金と時間を使う勉強の時間です。目的意識を明らかにしておくことで、自己実現や目標の達成にも繋がります。

ブランク中の理由づけができる

留学はすべての人に開かれていますが、一方で学業や仕事にブランクが空く期間です。

履歴書などに留学の経験や学校の情報を記載することは可能ですが、その間に何をしていたかを問われたときに、はっきりと成果が答えられなくてはなりません。

就職や進学などで、履歴書を見た面接官が「留学中にどんな勉強をしましたか」「留学で何が得られましたか」と聞かれて慌てないためにも、目的意識をしっかりと持っておきましょう。

自分の成長がわかりやすい

目的を明確にすると、自分自身の成長度合いやゴールまでの距離感がつかめるようになります。

たとえば留学のはじめに「TOEIC800点レベルに語学力をアップさせる」という目的を設定したら、毎日の生活の中で少しずつ語学力が高まり、「今どの段階にいるだろうか」と意識できますね。

目的意識がなければTOEICのスコアや自分の語学力を振り返る機会が持てず、なんとなくの海外生活になってしまいます。

代表的な留学の目的

ここからは、代表的な留学の目的についてみていきましょう。留学のゴールを設定するうえで、ぜひ参考にしてください。

英語力上達のため

英語圏への留学は、英語力をブラッシュアップする絶好の機会です。「英語力上達のため」と目的意識を持てば、上達しているかどうかをそのつどチェックできるようになります。

最初はつたなかった会話も、語彙力やリスニング力がついてくると徐々に高まっていくもの。ただし「英語力上達」だけで漠然としている場合は、TOEICのスコアや会話力のレベルなどを具体的に設定すると良いでしょう。

専門知識習得のため

音楽・スポーツ・その他の専門知識を習得することも、高いモチベーションの維持につながります。

自分自身が得意としている分野・科目や、将来取得したい資格について海外でも専門知識を習得すれば、さらに力がついていきます。 政治に興味があり、学校で政治経済が得意な人なら、海外の政治について現地で学んでみると、日本との違いを比較しながら専門知識が身につけられますね。

海外では英語をコミュニケーションに使うため、英語が得意な人はそのまま英語力を伸ばせます。語学の勉強に加えて専門知識の習得も学びに含めていくと、ゴールや将来像がさらに明確になっていきます。

異文化交流

日本人と海外の留学生がお互いに異文化交流を行うことも、留学の醍醐味です。

パーティや料理教室、その他のプレゼンテーションや発表の機会など、さまざまなイベントやアクティビティを通して異文化交流を楽しんでみましょう。

海外では、日本のことをいろいろと質問される場合があります。文化のことだけではなく、それぞれの文化ができあがったルーツや現在の日本人の考え方についても答えを用意しておきたいところです。

将来のキャリアの選択肢を広げるためorキャリアアップ

大学への進学、さらに大学院や就職などキャリアを積み重ねていくためにも、留学は欠かせないものです。

留学経験があれば海外との繋がりができ、やりがいや達成感とともに自信がついてきます。その自信を武器にキャリアアップを目指せますから、ワーキングホリデーや海外での就職、外資系企業への就職なども視野に入り、選択肢が広がっていきます。

なんとなくの留学ではなく、「自分の可能性を広げるため」と明確な目的を持つことが大切です。

海外就職

将来海外へ就職しようと考えている方は、一度留学をしておくことで海外への不安感が少なくなります。

一度日本で就職をすると、その後海外へ…とはなかなかいかないものです。しかし、留学経験があればその国へのハードルは下がっているため、「前に留学した国で就職しよう」などと、前向きな気持ちになれそうですね。

また日本から海外への転勤や赴任があった場合でも、留学経験があれば「一度外に出ている」という心強さが背中を後押ししてくれるでしょう。

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海外移住

将来的に海外へ引っ越し、移住や定住を目指している方にとって、留学は現地の雰囲気を肌で感じながら語学力も高めていける方法として人気があります。
移住や定住のためには語学力が必要不可欠であり、現地の文化・風習・習慣にも合わせていかなければなりません。

留学をあらかじめ行っておくことで、語学力だけではなくさまざまな知識や経験の力がつくため、海外への就職や転職、移住などの道のりがスムーズになる可能性があります。

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キャリア形成に役立つ留学

今回は留学の目的について解説しました。留学は、目的意識をしっかりと持つことによってキャリア形成を助けます。英語力の上達や資格取得はもちろん、大学・大学院への進学や就職・転職にも心強い体験になるでしょう。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部について

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部(以下、サンダーバード)は、1946年創立以来、75年以上の歴史を持つ、グローバルビジネスおよびグローバルマネジメントに特化した、高等教育機関です。

キャンパスには世界中から生徒が集まっており、その様子は「小さな国連」と呼ばれるほど。ダイバーシティな環境下で学ぶことにより、グローバルな視点や多文化への理解、協調性、そして将来のグローバルリーダーとしての力を養えます。

サンダーバードの卒業生たち

サンダーバードのアラムナイ(卒業生)は、世界約145ヶ国45,000人以上の卒業生からなり、その結びつきは他のビジネススクールでは見られない、非常に強固なものとして、世界的にも有名です。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校の紹介

サンダーバードが提供している「グローバルマネジメント学」「国際貿易学」の学士号を、日本でも学べる新プログラムがスタートしました。

日本国内にいながら、世界トップレベルのマネジメントスクールの授業を受け、アメリカの正規の大学の学士号を取得できます。

プログラム詳細はこちら

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校は「外国大学の日本校」です

広島大学と75年以上の歴史をもつアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院が連携した学士号プログラムです。

本プログラムは文部科学省により「外国大学の日本校」として指定を受けております。
「外国大学の日本校」については、文部科学省のホームページをご覧ください。
外国大学等の日本校の指定:文部科学省

プログラムについて

取得できる学士号はアリゾナ州立大学の「グローバルマネジメント学」と「国際貿易学」の2種類です。

「グローバルマネジメント学」では、グローバルな環境で活躍するためのマネジメント力を学べるプログラムとなっています。

「国際貿易学」ではグローバルにビジネスを行うための政治的・文化的・経済的側面への理解を深めながら、国際貿易分野で活躍するために必要なスキルを学びます。

本プログラムでは、1・2年次を広島大学のキャンパスで、3・4年次をアリゾナ州で学びます。 広島を含め、4年間全ての授業が英語で行われますので、国内にいながらでもグローバルな環境で世界有数の大学によるグローバルマネジメントを学ぶことが可能です。

また、「国際貿易学」の学位取得後はアメリカでのOPT(Optional Practical Training)を取得し、卒業後アメリカで3年間の就労資格を得られます。

サンダーバードの国際貿易学はQS 国際貿易学ランキングにて「世界第1位」を獲得

サンダーバードの国際貿易学は、QSワールド大学ランキングの国際貿易学専攻で世界第1位を獲得しました。
QSワールド大学ランキングでは、修士課程(大学院)を専攻別に分け、以下の各項目について評価・選定したランキングを毎年発表しています。

  • プログラムの内容
  • 革新的な教育方法
  • 学生が就職できるように大学がどのように準備しているか

サンダーバードは上記の各項目で、最高評価を獲得しています。

詳しくはこちら

卒業後の進路について

サンダーバードの卒業生は、国際機関、グローバル企業をはじめ、各国政府やNPO団体など多種多様な分野において、世界を舞台に活躍。
在学中の進路支援にも力を入れており、世界中の卒業生ネットワークを活用した進路支援を行っています。

また、本学の修士課程であるMGM(Master of Global Management)プログラムへ進学する学生も多くいます。 ※MGMとは、通常のMBAではなく、全てのクラスがグローバルな視点で構成され、 “第4次産業革命の時代に必要とされ、本当の意味でグローバルに活躍できる真のリーダーを育てる”ことを目的とした修士号です。

将来の選択肢を広げるためにも、日米両キャンパスでグローバルな視点で構成されたプログラムを学べるユニークな形の留学に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

サンダーバードでは、日本オフィスにて日本人スタッフが個別に留学サポートの相談を受付ています。将来グローバルに活躍したいなど、海外にご興味のある学生の方は、ぜひご相談ください!

【外国大学の日本校認定】アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部 広島大学グローバル校の詳細はこちら

 

コラム監修者

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夫馬 賢治Kenji Fuma

株式会社ニューラル

代表取締役CEO

<略歴>

信州大学グリーン社会協創機構特任教授。アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院MBA。ハーバード大学大学院サステナビリティ専攻修士。東京大学教養学部国際関係論専攻卒。東証プライム上場企業、機関投資家、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタルの社外取締役やアドバイザリーを多数務める。環境省、農林水産省、厚生労働省のESG分野の委員会委員を複数兼任。Jリーグ特任理事、ウォーターエイドジャパン理事、MASHSING UP理事。留学経験を活かしたグローバル視点での戦略立案を得意とする。国内外のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で解説を担当。

<主な著書>

ネイチャー資本主義』(PHP新書)

超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)

データでわかる 2030年 地球のすがた』(日経プレミアシリーズ)

ESG思考』(講談社+α新書)

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