COLUMN
公開日:2022.12.28 / 最終更新日:2023.09.30

インターナショナルスクール卒業後の進路を詳しく紹介

インターナショナルスクールの高校に通っている方のなかには、卒業後の進路にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

納得のいく進路を選ぶためにも、進路の選択肢を把握しておくことが大切です。 そこで今回は、インターナショナルスクール卒業後の進路を詳しく紹介します。
インターナショナルスクール卒業後に、充実したキャンパスライフを送りたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

外国大学の日本校

インターナショナルスクールとは


インターナショナルスクールとは、日本に在住する外国籍の子どものために設立された教育施設のことです。 しかし、近年では教育の国際化によって、日本国籍の子どもも入学できるインターナショナルスクールが増えてきています。

インターナショナルスクールの特徴は、すべての授業が英語で行われるという点です。 そのため、日本国内であっても、日常的に英語に触れることで、英語力の向上が期待できます。

また、欧米基準で学習計画が立てられているため、新学期は9月、学年の終わりは6月に設定されています。

なお、インターナショナルスクールは、日本の学校教育法で定められている教育施設ではありません。 インターナショナルスクールによっては、義務教育の対象外であり、大学進学するために資格の取得などが別途必要になる場合もあるため注意が必要です。

インターナショナルスクール卒業後の進路

ここからは、インターナショナルスクール卒業後の4つの進路を紹介します。

進路①海外の大学へ進学する

アメリカやイギリスなどの海外の大学への進学は、インターナショナルスクール卒業後の進路の1つです。 カナダやオーストラリアといった、ほかの英語圏の大学も人気があります。

インターナショナルスクールを卒業した方は、すべての授業を英語で受けてきたため、学習言語は英語です。 日本語が母語の方でも、大学で履修する高度な内容を、インターナショナルスクール卒業後に、日本語で新たに勉強することは簡単ではありません。

英語での学習を継続するためにも、授業が英語で行われる海外の大学に進学する方が多いというわけです。

【関連記事】
海外の大学へ進学するメリット・デメリットを解説

アメリカ留学のメリット・デメリットを解説

進路②英語で授業が行われる日本の大学へ進学する

インターナショナルスクール卒業後の進路として、英語で授業が行われる日本の大学への進学を選ぶ方もいらっしゃいます。 日本においても、国際的な教育を目的に、英語で実施される授業を提供している大学が増えてきました。 ただし、英語で授業が行われる大学は、一部の大学や学部に限られているため注意が必要です。
進学を希望する大学において、ご自身が学びたい分野が、英語で履修できるのかどうかを、大学のホームページから調べることをおすすめします。

当サイトを運営するアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院と広島大学が連携した学士号プログラムである「アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校」では、すべての講義が英語でおこなわれます。

進路③海外の大学の日本校へ進学する

インターナショナルスクール卒業後の進路として、海外の大学の日本校に進学することも挙げられます。 海外の大学の日本校とは、本国だけではなく、日本国内にもキャンパスがあり、日本で教育を提供している大学のことです。 日本で生活しながら、海外の大学の授業を受講できます。

なお、アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校は、文部科学省より認可を受けた「外国大学の日本校」です。 1・2年次を広島大学のキャンパスで、3・4年次をアリゾナ州のキャンパスで学び、卒業後はアリゾナ州立大学の学士号が取得できます。

【関連記事】
日本の大学と海外の大学の違い

進路④日本の一般的な私立大学へ進学する

インターナショナルスクールを6月に卒業したあと、日本の一般的な私立大学へ進学する方もいらっしゃいます。

多くの日本の大学では、カリキュラムが4月に開始されます。 そのため、4月入学の日本の私立大学に進学する場合は、帰国子女枠や総合型選抜入試(旧AO入試)などの入試方法を利用しなければなりません。

希望する大学や学部によって、募集要項は異なるため、受験の条件を確認したうえで準備を進めましょう。

インターナショナルスクール卒業後に大学に進学するための条件

インターナショナルスクールを卒業したあとに、大学に進学するためには「International Baccalaureate(IB)」を取得する必要があります。

IBは、別名、国際バカロレアともよばれている、スイスで開発された国際的な教育プログラムです。 生徒の成績や素養を示す指標であるIBを取得すると、国内外の大学への入学資格を得ることができます。

インターナショナルスクールでは、授業や成績評価の方法などが独自につくられているため、IBが重要な指標の1つになるというわけです。 IBは、資格認定校のインターナショナルスクールであれば、取得できます。

しかし、すべてのインターナショナルスクールが、IB資格認定校というわけではありません。 そのため、通っている高校がIB資格認定校ではない場合、ご自身でIBを取得する必要があります。

【関連記事】
海外の大学へ進学する7つのメリットと6つのデメリット

SAT®とは

SAT®とは「Standardized Test」の頭文字をとった略語で、アメリカの大学を受験するための共通テストのことです。

SAT®の科目は、基礎学力を測るためのテストのことであり、短文と長文の読解問題が出題されるReadingと、関数やグラフなどが出題されるMathの2つで構成されています。

アメリカの大学に進学する場合、SAT®のスコアの提出が必要であることがほとんどです。 ただし、任意提出の場合であっても、提出すると入試の評価に影響があるため、アメリカの大学への進学をお考えの方は、SAT®の高いスコアを取っておくことが望ましいです。

なお、アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部では、入試の際にSAT®のスコアの提出は必須ではありません。

インターナショナルスクール卒業後は国内外の大学に進学できるチャンスがある

いかがでしたでしょうか?

アメリカやイギリスなどの海外の大学への進学は、インターナショナルスクール卒業後の進路の1つです。 ほかにも、英語で授業が行われる日本の大学への進学や、海外の大学の日本校への進学も、卒業後の進路として挙げられます。

なお、希望する大学や学部によって、IBの取得やSAT®のスコアの提出などが必要となるため、受験の条件を確認したうえで準備を進めましょう。

公式Instagramでも”留学のお役立ち情報”を発信中!ぜひご覧ください。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ASU/Thunderbird_Global Initiative at Hiroshima University(@asu_tb_gi)がシェアした投稿

外国大学の日本校

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部について

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部(以下、サンダーバード)は、1946年創立以来、75年以上の歴史を持つ、グローバルビジネスおよびグローバルマネジメントに特化した、高等教育機関です。

キャンパスには世界中から生徒が集まっており、その様子は「小さな国連」と呼ばれるほど。ダイバーシティな環境下で学ぶことにより、グローバルな視点や多文化への理解、協調性、そして将来のグローバルリーダーとしての力を養えます。

サンダーバードの卒業生たち

サンダーバードのアラムナイ(卒業生)は、世界約145ヶ国45,000人以上の卒業生からなり、その結びつきは他のビジネススクールでは見られない、非常に強固なものとして、世界的にも有名です。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校の紹介

サンダーバードが提供している「グローバルマネジメント学」「国際貿易学」の学士号を、日本でも学べる新プログラムがスタートしました。

日本国内にいながら、世界トップレベルのマネジメントスクールの授業を受け、アメリカの正規の大学の学士号を取得できます。

プログラム詳細はこちら

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校は「外国大学の日本校」です

広島大学と75年以上の歴史をもつアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院が連携した学士号プログラムです。

本プログラムは文部科学省により「外国大学の日本校」として指定を受けております。
「外国大学の日本校」については、文部科学省のホームページをご覧ください。
外国大学等の日本校の指定:文部科学省

プログラムについて

取得できる学士号はアリゾナ州立大学の「グローバルマネジメント学」と「国際貿易学」の2種類です。

「グローバルマネジメント学」では、グローバルな環境で活躍するためのマネジメント力を学べるプログラムとなっています。

「国際貿易学」ではグローバルにビジネスを行うための政治的・文化的・経済的側面への理解を深めながら、国際貿易分野で活躍するために必要なスキルを学びます。

本プログラムでは、1・2年次を広島大学のキャンパスで、3・4年次をアリゾナ州で学びます。 広島を含め、4年間全ての授業が英語で行われますので、国内にいながらでもグローバルな環境で世界有数の大学によるグローバルマネジメントを学ぶことが可能です。

また、「国際貿易学」の学位取得後はアメリカでのOPT(Optional Practical Training)を取得し、卒業後アメリカで3年間の就労資格を得られます。

サンダーバードの国際貿易学はQS 国際貿易学ランキングにて「世界第1位」を獲得

サンダーバードの国際貿易学は、QSワールド大学ランキングの国際貿易学専攻で世界第1位を獲得しました。
QSワールド大学ランキングでは、修士課程(大学院)を専攻別に分け、以下の各項目について評価・選定したランキングを毎年発表しています。

  • プログラムの内容
  • 革新的な教育方法
  • 学生が就職できるように大学がどのように準備しているか

サンダーバードは上記の各項目で、最高評価を獲得しています。

詳しくはこちら

卒業後の進路について

サンダーバードの卒業生は、国際機関、グローバル企業をはじめ、各国政府やNPO団体など多種多様な分野において、世界を舞台に活躍。
在学中の進路支援にも力を入れており、世界中の卒業生ネットワークを活用した進路支援を行っています。

また、本学の修士課程であるMGM(Master of Global Management)プログラムへ進学する学生も多くいます。 ※MGMとは、通常のMBAではなく、全てのクラスがグローバルな視点で構成され、 “第4次産業革命の時代に必要とされ、本当の意味でグローバルに活躍できる真のリーダーを育てる”ことを目的とした修士号です。

将来の選択肢を広げるためにも、グローバルな視点で構成されたプログラムを日米両キャンパスで学べるユニークな形の留学に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

サンダーバードでは、日本オフィスにて日本人スタッフが個別に留学サポートの相談を受付ています。将来グローバルに活躍したいなど、海外にご興味のある学生の方は、ぜひご相談ください!

【外国大学の日本校認定】アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部 広島大学グローバル校の詳細はこちら

コラム監修者

監修者の写真

夫馬 賢治Kenji Fuma

株式会社ニューラル

代表取締役CEO

<略歴>

信州大学グリーン社会協創機構特任教授。アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院MBA。ハーバード大学大学院サステナビリティ専攻修士。東京大学教養学部国際関係論専攻卒。東証プライム上場企業、機関投資家、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタルの社外取締役やアドバイザリーを多数務める。環境省、農林水産省、厚生労働省のESG分野の委員会委員を複数兼任。Jリーグ特任理事、ウォーターエイドジャパン理事、MASHSING UP理事。留学経験を活かしたグローバル視点での戦略立案を得意とする。国内外のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で解説を担当。

<主な著書>

ネイチャー資本主義』(PHP新書)

超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)

データでわかる 2030年 地球のすがた』(日経プレミアシリーズ)

ESG思考』(講談社+α新書)

関連記事

留学の情報収集におすすめの方法とチェックしておきたいこと

MBAの国際認証とは?3つの国際登録機関を紹介

STEM教育とは?アメリカと日本のSTEM教育事情を解説

留学の種類とそれぞれの学べる内容

お役立ち情報一覧へ戻る