COLUMN
2022.06.13

高校留学後のその後、進路は?日本もしくは海外への進学か

高校留学を経験することで、英語力の上達や自立心の向上などが期待でき、視野が大きく広がることで、進路の選択肢を大きく増やすことができます。

この記事では、「高校留学に興味があるけど将来の進路が不安」「英語が得意で海外に行ってみたいけど、日本の勉強は放置で大丈夫?」など、留学後の進路に不安がある高校生、もしくはその保護者の方に向け、具体的にどのような進路選択があるのかをご紹介いたします。

高校留学がその後の進路に悪影響を及ぼすという噂は嘘

“高校留学はその後の進路に悪影響を及ぼす”なんて噂を耳にしたことある方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。

高校留学の懸念点は、

  • 漢字や言葉をを忘れるなどの国語力の低下
  • 入試に影響しそう

などがあり、“国内の高校を卒業した人に比べると不利に感じる”ことです。

しかし実際は、”帰国生入試“という一般的な入試の時期とは違う時期に執り行われる、留学した人だけが対象の入試もありますので、心配はいりません。
帰国生入試の受験生は年々増えてきており、昔に比べて合格する割合が減ったとも言われていますが、それでも最大倍率はおおよそ3倍程度なので十分狙い目です。

高校留学後のその後(進路)について

高校留学後の主な進路先として、次の3つがあります。

  • 日本の大学に進学する
  • 海外の大学に進学する
  • その他(専門学校、就職など)


日本の大学に進学する場合、留学終了後に帰国し、志望する大学の入試を受けていきます。

海外で高校を卒業して帰国した場合は、大学入学までにスパンが空いてしまうため、最低でも1年間は浪人する必要があるでしょう。

海外の大学に進学する場合は、留学先の国で大学に進学するパターンと、留学先とは別の国で進学するパターンがあり、受験するためには、その国々で定められた受験資格を満たすことが最低条件です。

詳しく解説していきます。

日本の大学に進学する

高校留学後に、日本の大学や専門学校に進学する人の割合は8割以上と言われています。

留学後に受験する場合、日本の高校卒業後に受験する人よりも入試方法の選択肢が多く、”帰国生入試制度“というものを利用することができるので、日本の勉学の知識が浅いからといって不安になる必要はありません。

帰国生入試の他にも、海外留学で培った英語力を活かして、推薦入試、AO入試、を利用する人も多いです。

最近の日本の大学は英語の基本技能の総合的評価も重視する傾向にあるので、自分に合った入試方法を選択できるのが嬉しいポイント。

入試方法

高校留学後の入試の選択肢は4つあります。

  1. 一般入試
  2. 帰国生入試
  3. AO入試
  4. 推薦入試

日本で高校を卒業した人は、一般入試、AO入試、推薦入試の3つが選択肢となるため、留学生はそれらプラス“帰国生入試”が増えた形となります。

一般入試と比べ、AO入試と推薦入試は留学生でも強みを活かせる受験ができるのです。また帰国生入試に至ってはライバルも留学生のみと、入試条件も平等なので安心して受験することができます。

各入試方法の特徴を確認していきましょう。

 

一般入試

帰国生入試制度

AO入試

推薦入試

受験資格

誰でも受験可能

留学者限定

秀でたアピールポイントがある人

高校時代に学習やスポーツ等で評価された人

受験内容

・センター試験

・大学独自の試験

大学独自の試験

・面接

・ 小論文

・ 面接

・小論文など



 1. 一般入試

高校留学者も日本で高校を卒業した人と同様に、一般入試で大学を受験する資格があります。

一次試験はマーク式のセンター試験、二次試験は大学独自の試験を受験し、トータルの評価を判断材料に合否が決定されます。

日本の教育が前提の試験であり、海外で学んでた留学生には不利な部分がどうしても多くなってしまうのが現状です。


2. 帰国生入試制度

生入試制度は、留学者限定の制度です。

留学生の強みを存分に活かせる入試制度で、試験期間は9月から翌年3月までと非常に長く、受験計画と下調べを入念にする必要があります。
国家統一試験などの海外成績と、各大学オリジナルの試験の総合評価で判断されます。

民間の英語能力判定テストである、“TOEFL”や “IELTS”の評価を重要視する大学が増えてきているため、留学生にとっては最適な入試方法と言えるかもしれません。
TOEFLや IELTSについては、「TOEFLとIELTSの違いは?難易度や試験内容について」の記事をご覧ください。


3. AO入試

近年、数ある入試方法でAO入試を選択する人は増えています。(留学生に限らず)

学校の成績のみならず、面接や小論文などにより人物像を洗い出され、受験する大学が求める人材かどうかが判断される試験です。
高い異文化理解やコミュニケーション能力、自立的に行動できるかなどが評価されるため、高校留学の経験が非常に役に立つ入試方法でもあります。

大学によっては面接を複数回行い、学科の試験より個人の思考やリーダーシップ性を見てるところも多いです。


4. 推薦入試

推薦入試は、高校在学時の学習状況や課外活動などの努力が評価され、高校の成績を最重要視するため、高校留学という経験自体が評価されやすい入試方法と言えるでしょう。

推薦入試には、指定校推薦と公募推薦の2種類が存在します。

指定校推薦は大学が指定した高校の生徒のみ受験資格があり、合格率もほぼ100%と言われています。
しかし、高校と大学の信頼関係から成り立つものであるため、海外の高校からの受験ではほぼ受けれません。
公募推薦は学校長が推薦さえしてくれれば受験できるため、留学生でも問題なく受験することができます。

海外の大学に進学する

高校留学後、そのまま海外の大学に進学するという選択肢もあります。

“TOEFL”や “IELTS”などの民間の英語能力判定テストのスコアが高ければ、海外の大学にも挑戦できますし、国や州により定められた期間より長く留学していれば、“TOEFL”や “IELTS”が免除されることもあります。

国・学校によって受験資格は異なるのでしっかり調べる必要があります。

また、留学先以外の外国にも進学できるので、選択肢はかなり広くなるでしょう。

【関連記事】
海外の大学へ進学するメリット・デメリット

高校卒業後にアメリカへ留学する方法と出願に必要な応募書類

日本の大学と海外の大学の違い


当サイトを運営する、アリゾナ州立大学サンダーバード経営学部広島大学グローバル校の募集要項については、以下のページをご覧ください。
募集要項について

その他

大学に進学する以外にも、専門学校への進学や就職するという道もあります。

海外留学の経験を活かすために外語ビジネスの道を考えてる人は、専門学校に進学することで存分にその能力を発揮することができるでしょう。

入試方法もそれに準じたものであることが多いので、留学生でも受験に困ることは少ないです。 就職の道へ行く場合、職種にもよりますが“高校留学”という経験は評価されることが多いです。

進学のように学科試験がないところがほとんどで、自発的な行動やコミュニケーション能力が重視される傾向にあるので、むしろ留学生に有利な状況とも考えられます。

高校留学で未来は広がる

高校留学は、悪影響を及ぼすどころか、メリットがたくさんあることがおわかりいただけましたでしょうか。

進路によるところが大きいですが、留学生ならではの強みを活かせる場面は非常に多いです。 海外留学だからこそ、日本では経験できないことが多くあります。

視野や見聞を広げるため、ご自身の成長のためにも高校留学はぜひともおすすめです。

アリゾナ州立大学サンダーバード経営学部広島大学グローバル校の紹介

広島大学と70年以上の歴史をもつアリゾナ州立大学サンダーバード経営大学院が連携した学士号プログラムです。本プログラムは文部科学省により「外国大学の日本校」として指定を受けております。
「外国大学の日本校」については、文部科学省のホームページをご覧ください。
外国大学等の日本校の指定:文部科学省

取得できる学士号はアリゾナ州立大学の「グローバルマネジメント学」と「国際貿易学」の2種類です。

「グローバルマネジメント学」では、グローバルな環境で活躍するためのマネジメント力を学ぶことが出来るプログラムとなっています。
「国際貿易学」ではグローバルにビジネスを行うための政治的・文化的・経済的側面への理解を深めながら、国際貿易分野で活躍するために必要なスキルを学ぶことができます。
本プログラムでは、1・2年次を広島大学のキャンパスで、3・4年次をアリゾナ州で学びます。

広島を含め、4年間全ての授業が英語で行われますので、国内にいながらでもグローバルな環境で世界有数の大学によるグローバルマネジメントを学ぶことが可能です。

また、「国際貿易学」の学位取得後はアメリカでのOPT(Optional Practical Training)を取得し、3年間の就労を行うこともできます。

将来の選択肢を広げるためにも高校卒業後・高校留学から帰国後の進路として、ユニークな形の留学に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

アリゾナ州立大学サンダーバードでは、日本オフィスにて日本人スタッフが個別に留学サポートの相談を受付ています。将来グローバルに活躍したいなど、海外にご興味のある学生の方は、ぜひご相談ください!
アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部 広島大学グローバル校の詳細はこちら

 

コラム監修者

監修者の写真

夫馬 賢治Kenji Fuma

株式会社ニューラル

代表取締役CEO

<略歴>

信州大学グリーン社会協創機構特任教授。アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院MBA。ハーバード大学大学院サステナビリティ専攻修士。東京大学教養学部国際関係論専攻卒。東証プライム上場企業、機関投資家、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタルの社外取締役やアドバイザリーを多数務める。環境省、農林水産省、厚生労働省のESG分野の委員会委員を複数兼任。Jリーグ特任理事、ウォーターエイドジャパン理事、MASHSING UP理事。留学経験を活かしたグローバル視点での戦略立案を得意とする。国内外のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で解説を担当。

<主な著書>

ネイチャー資本主義』(PHP新書)

超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)

データでわかる 2030年 地球のすがた』(日経プレミアシリーズ)

ESG思考』(講談社+α新書)

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