COLUMN
公開日:2022.12.28 / 最終更新日:2023.09.30

STEM教育とは?アメリカと日本のSTEM教育事情を解説

アメリカ留学を検討している方のなかには、「STEM教育とはどのようなもの?」「アメリカのSTEM教育事情を知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 STEM教育の詳細を知ったうえで、大学の専攻を選びたいですよね。

そこで本記事では、STEM教育とはどのようなものなのか、またアメリカのSTEM教育事情を詳しく解説します。 アメリカのSTEM教育に興味をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

外国大学の日本校

STEM教育とは

STEM教育とは、科学・技術・工学・数学の教育に力を入れ、IT社会やグローバル社会で活躍できる人材を育てようとする教育方法のことです。 なお、STEMは上記の教育の頭文字(Science・Technology・Engineering・Mathematics)を取ってつくられた言葉です。

STEM教育では、幼少期からタブレットやロボットなどのIT技術に触れる環境を提供し、「自ら学び、理解する能力」を身につけさせます。
また、これからの時代の戦力となる、自発性や創造性のある人材の育成も、STEM教育の目的の1つです。

教師の指示に従うだけの授業では、自発性や創造性を生徒に身につけさせることが難しいと考えられており、近年では、さまざまな教育機関でSTEM教育が取り入れられています。

アメリカのSTEM教育事情


現在、アメリカの多くの教育機関では、生徒がITの先端技術に触れたり、プログラミングの授業を受けたりできる環境が整っています。

近年では、さまざまな国でSTEM教育が推進されていますが、STEM教育が広まったきっかけは、バラク・オバマ元大統領の演説です。オバマ氏はSTEM教育の重要性を主張し、大統領府もSTEM教育の推進を図るために、以下に説明する「STEM教育戦略(2018年)」を発表しました。

【STEM教育戦略の内容】

  • 2020年までに初等中等教育でSTEM教育を指導する教員を10万人養成する
  • 高校を卒業するまでにSTEM教育を受けた経験のある若者を50%増加させる
  • 職業訓練としてSTEM教育を講習し、職場で必要な技術を学ぶ機会を設ける

 

アメリカだけではなく、中国やシンガポールなどの教育機関でもSTEM教育は推進されています。
中国の教育機関では、プログラミングの授業を必修科目とする動きが進められていたり、シンガポールには、STEM教育の推進を目的とした科学館が作られたりしています。

アメリカ発祥のSTEM教育は、このようにほかの国にも広まっているのです。

アメリカがSTEM教育に力を入れる理由

アメリカは、主に2つの理由からSTEM教育に注力し始めました。

1つ目の理由は、これからの社会で活躍できる人材を多く輩出させれば、アメリカが国際競争力を維持できるという点です。

また、アメリカに限った話ではありませんが、人種の能力差をなくし、誰もが平等な雇用機会を得られるように、STEM教育を学ぶ必要があると考えられています。

上記の2つの理由から、アメリカはSTEM教育に力を入れるようになりました。
アメリカでは2000年代にSTEM教育に注力し始め、生徒が積極的にSTEM教育を受けて、IT社会やグローバル社会に対応できる優秀な人材に育つように推進しています。

STEMとOPTの関連性

アメリカの大学や大学院でSTEMを専攻すると、最大3年間のOPT(Optional Practical Training)を受けられます。 OPTは、アメリカの大学や大学院を卒業した学生が、専攻分野と同じ職種であれば、学生ビザで1年間の企業研修を受けられる制度です。

通常、OPTの期間は1年間ですが、STEMを専攻した学生はさらに2年間延長し、合計3年間の企業研修を受けることが可能です。 また、STEM教育とは関連性のない専攻学部や学科を卒業してOPTに参加している場合でも、科学や数学などのSTEM系の学位を保持していれば、OPTの延長を申請できます。

当サイトを運営するアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部が提供するプログラムである「国際貿易」では卒業後、3年間のOPTが付与されます。

国内のSTEM教育事情

日本の教育機関でもArt(芸術)を含めたSTEAMとして注目を集めていますが、日本のSTEM教育は、海外と比べて遅れを取っています。

近年では、小学校にプログラミングの授業を導入するといった動きもありますが、それでも海外の教育機関ほど浸透していません。 しかし、民間の機関や企業では、STEM教育を積極的に取り入れているところもあります。

たとえば、国立埼玉大学には、STEM教育を専門に研究する「STEM教育研究センター」があり、STEMのワークショップやロボット教材の開発などを実施しています。

STEM教育は、IT社会やグローバル社会で活躍できる人材を育成するための重要な教育方法なので、制度のさらなる普及、浸透が必要です。 日本での取り組みとして、国際科学技術コンテストの実施や、文部科学省による「スーパーサイエンスハイスクール」の支援なども行われています。

STEMを学べるアメリカの大学を探す方法

アメリカの大学でSTEMを学びたい方は、アメリカの大学の情報が多く掲載されている専門雑誌や、条件に合った学校を探せる情報サイトの利用がおすすめです。

専門雑誌のなかには、STEMを学べる大学だけではなく、大学の選び方から入学手続きの方法まで、詳細に説明している専門雑誌もあります。

また、アメリカの大学情報サイトを利用すれば、希望する専攻学部や学科のほかに、入学の難易度や学費などの条件を選択でき、必要な情報を知ることができます。

希望の大学が決まったら、その大学のWebサイトを確認し、STEM専攻の必修科目や単位数なども確認しておきましょう。

STEM教育は、アメリカ発祥のIT社会で活躍する人材を育成する教育方法

いかがでしたでしょうか。

STEM教育とは、科学・技術・工学・数学の教育に力を入れ、IT社会やグローバル社会で活躍できる人材を育てようとする教育方法です。
アメリカは、このSTEM教育を重視し、普及と推進に力を入れているので、本格的に学びたい方は、STEM教育が充実したアメリカの大学への留学をおすすめします。

アメリカの大学の情報が掲載されている専門雑誌や、条件に合った学校を探せる情報サイトを利用して、STEMを専攻できる学校を選びましょう。

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アメリカで働くには?5つの方法と取得を検討したい5つの資格

外国大学の日本校

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部について

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部(以下、サンダーバード)は、1946年創立以来、75年以上の歴史を持つ、グローバルビジネスおよびグローバルマネジメントに特化した、高等教育機関です。

キャンパスには世界中から生徒が集まっており、その様子は「小さな国連」と呼ばれるほど。ダイバーシティな環境下で学ぶことにより、グローバルな視点や多文化への理解、協調性、そして将来のグローバルリーダーとしての力を養えます。

サンダーバードの卒業生たち

サンダーバードのアラムナイ(卒業生)は、世界約145ヶ国45,000人以上の卒業生からなり、その結びつきは他のビジネススクールでは見られない、非常に強固なものとして、世界的にも有名です。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校の紹介

サンダーバードが提供している「グローバルマネジメント学」「国際貿易学」の学士号を、日本でも学べる新プログラムがスタートしました。

日本国内にいながら、世界トップレベルのマネジメントスクールの授業を受け、アメリカの正規の大学の学士号を取得できます。

プログラム詳細はこちら

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校は「外国大学の日本校」です

広島大学と75年以上の歴史をもつアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院が連携した学士号プログラムです。

本プログラムは文部科学省により「外国大学の日本校」として指定を受けております。
「外国大学の日本校」については、文部科学省のホームページをご覧ください。
外国大学等の日本校の指定:文部科学省

プログラムについて

取得できる学士号はアリゾナ州立大学の「グローバルマネジメント学」と「国際貿易学」の2種類です。

「グローバルマネジメント学」では、グローバルな環境で活躍するためのマネジメント力を学べるプログラムとなっています。

「国際貿易学」ではグローバルにビジネスを行うための政治的・文化的・経済的側面への理解を深めながら、国際貿易分野で活躍するために必要なスキルを学びます。

本プログラムでは、1・2年次を広島大学のキャンパスで、3・4年次をアリゾナ州で学びます。 広島を含め、4年間全ての授業が英語で行われますので、国内にいながらでもグローバルな環境で世界有数の大学によるグローバルマネジメントを学ぶことが可能です。

また、「国際貿易学」の学位取得後はアメリカでのOPT(Optional Practical Training)を取得し、卒業後アメリカで3年間の就労資格を得られます。

サンダーバードの国際貿易学はQS 国際貿易学ランキングにて「世界第1位」を獲得

サンダーバードの国際貿易学は、QSワールド大学ランキングの国際貿易学専攻で世界第1位を獲得しました。
QSワールド大学ランキングでは、修士課程(大学院)を専攻別に分け、以下の各項目について評価・選定したランキングを毎年発表しています。

  • プログラムの内容
  • 革新的な教育方法
  • 学生が就職できるように大学がどのように準備しているか

サンダーバードは上記の各項目で、最高評価を獲得しています。

詳しくはこちら

卒業後の進路について

サンダーバードの卒業生は、国際機関、グローバル企業をはじめ、各国政府やNPO団体など多種多様な分野において、世界を舞台に活躍。
在学中の進路支援にも力を入れており、世界中の卒業生ネットワークを活用した進路支援を行っています。

また、本学の修士課程であるMGM(Master of Global Management)プログラムへ進学する学生も多くいます。 ※MGMとは、通常のMBAではなく、全てのクラスがグローバルな視点で構成され、 “第4次産業革命の時代に必要とされ、本当の意味でグローバルに活躍できる真のリーダーを育てる”ことを目的とした修士号です。

将来の選択肢を広げるためにも、グローバルな視点で構成されたプログラムを日米両キャンパスで学べるユニークな形の留学に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

サンダーバードでは、日本オフィスにて日本人スタッフが個別に留学サポートの相談を受付ています。将来グローバルに活躍したいなど、海外にご興味のある学生の方は、ぜひご相談ください!

【外国大学の日本校認定】アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部 広島大学グローバル校の詳細はこちら

コラム監修者

監修者の写真

夫馬 賢治Kenji Fuma

株式会社ニューラル

代表取締役CEO

<略歴>

信州大学グリーン社会協創機構特任教授。アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院MBA。ハーバード大学大学院サステナビリティ専攻修士。東京大学教養学部国際関係論専攻卒。東証プライム上場企業、機関投資家、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタルの社外取締役やアドバイザリーを多数務める。環境省、農林水産省、厚生労働省のESG分野の委員会委員を複数兼任。Jリーグ特任理事、ウォーターエイドジャパン理事、MASHSING UP理事。留学経験を活かしたグローバル視点での戦略立案を得意とする。国内外のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で解説を担当。

<主な著書>

ネイチャー資本主義』(PHP新書)

超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)

データでわかる 2030年 地球のすがた』(日経プレミアシリーズ)

ESG思考』(講談社+α新書)

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