COLUMN
公開日:2022.03.20 / 最終更新日:2023.03.17

留学が不安な人必見!みんなが不安に思っている内容と解消法をご紹介

留学に興味がある一方で、具体的に考え出すと次から次へと不安が押し寄せて足を踏み出せないという方も少なくないでしょう。 しかし、初めて留学する人はもちろん、経験がある人でも渡航前には同じような気持ちになるものです。

大切なのはどんなことに不安を感じているのか、自分の気持ちと向き合うこと。 そうすれば、あらかじめ準備ができるだけでなく、不安を原動力に変えることも可能です。

本記事では、留学で不安を感じがちなポイントとその解消法についてご紹介します。

外国大学の日本校

留学で不安なこととその解消法


留学に際して、大きな希望を抱いている人であっても少なからず不安を抱いているものです。

ここでは、留学において多くの人が不安に感じる内容とそれぞれの対処法についてご紹介します。

英語への不安とその解消法

留学するにあたり、最も多くの人が感じるのが言語への不安です。

日本にいる時から英語の勉強はしているものの、実際現地の人と話が通じるのかどうか不安という人は多いでしょう。 しかし、そもそもその英語を学びに渡航するのですから、話せないことを不安に思う必要はありません。
とくに単一民族である日本人は失敗を恐れて行動に移せない傾向にありますが、アメリカやカナダなどの多民族国家では、英語を十分に話せない人が大勢暮らしています。

国が違うのだから「失敗して当たり前」「話せなくて当たり前」なのです。 相手も英語を流暢に話せない人とのコミュニケーションに慣れているため、笑われたり、後ろ指を指されたりするようなことはまずありません。

失敗を恐れずに積極的にコミュニケーションを取ることで、確実に英語が上達していくでしょう。

金銭面での不安とその解消法

渡航費と学費を用意できたとしても、現地で暮らすための生活費を考えるとやっていけるかどうか不安に感じる人も多くいます。

現地で生活するにあたり、住居費や光熱費、食費だけでなく、学校までの交通費、友達と遊ぶ交際費、それらに加えさまざまな雑費も必要になってくるでしょう。 こうして並べるといくらお金があっても足りない気がしてきますが、実際は少しずつ工夫をすることで節約することが可能です。

最も手軽に節約できるのが食費で、なるべく外食やテイクアウトを避けて自炊することで出費を抑えることができます。 もちろん外食する機会もあると思いますが「外食は週末だけ」「友達に誘われた時だけ」など自分の中でルールを決めておくと安心です。

ホームステイをする予定の人は、ほとんどのケースで住居費だけでなく光熱費、食費などが含まれているため、交通費や交際費に注目してみましょう。 電車とバスでどちらが安いのか、学校のアクティビティで観光地を巡るコースはないかなど、比較する癖をつけておくとストレスも感じにくくなります。

一方、現地で節約が難しそうな場合は、奨学金や助成金制度を利用して学費を抑えるというのも1つの手です。 その他、国ごとに留学生向けに用意されている制度もあるので、渡航前に確認してみましょう。

友達が出来るか不安とその解消法

現地で友達ができるかどうか不安という意見もよく耳にします。

しかし、冷静になって考えれば、渡航先で留学生がたった1人というケースはほとんどなく、そこで出会う留学生の多くが同じ不安を抱えているのですから、きっと留学生同士気持ちを分かち合うことができるはずです。
また、留学生を積極的に受け入れている学校では、日本のことばや文化について知りたいと思っている現地の学生や他国からの留学生が大勢います。

初めての相手には誰しも緊張するものなので、こちらから笑いかける、挨拶をするなど積極的に行動することで、相手も気軽に話しかけてくれるようになるでしょう。

ホームステイ先への不安とその解消法

留学の命運を左右すると言っても過言ではないホストファミリーとの関係性は、不安要素の1つです。

ホームステイで大切なのは、こちらが順応性を持ってホストファミリーの生活スタイルや考え方を受け入れることです。 何世代も一緒に暮らす大家族や共働きで忙しい家庭、何から何まで世話を焼いてくれる家庭もあれば、洗濯は各自でというケースもあります。

どんな家庭であっても「お邪魔している」という気持ちを忘れずに、マナーを守って生活をすることで、少しずつ打ち解けられるはずです。
ただし、トラブルや差別などを受けた場合などは、留学手配を依頼した会社に相談してみましょう。

授業についていけるか&無事に卒業できるか不安とその解消法

授業についていけるのか、無事に卒業までやれるのかという不安も大きいと思いますが、ポイントは初めからできると思わないことです。

留学したばかりで英語を話せないのは当たり前、そのために勉強に来たのですから、まずは英語が飛び交う状況に慣れることに集中しましょう。
また、語学学校であれば入学後すぐにレベルチェックテストが行われます。 その結果をもとに個々のレベルに合ったクラス分けが行われるため、基本的に「全く分からない」という状況にはなりません。

一方、大学となると現地の学生と同レベルで授業が進んでしまうため、語学力に不安がある人は語学学校からスタートすると安心です。

ホームシックへの不安とその解消法

「家族に会いたい」「帰りたい」という気持ちは、日本国内にいても感じるのですから、遠く離れた国であれば当然のことです。
しかし、ホームシックは自分だけでなく留学生であれば誰もが一度は抱く感情なので、案外友達に話してみると楽になることもあります。

また、最近はスマートフォンやパソコンなどを使えば、手軽に日本と連絡を取ることが可能です。 「家族とは連絡を取らない!」「日本語は禁止!」などわざと追い込むようなことはせず、気分転換のつもりで家族や友人と連絡を取ってみれば「また頑張ろう!」と思えるはずです。

それと並行して、現地のコミュニティに参加したり、友人を誘って遠出してみたり、とポジティブになれる環境作りもしてみましょう。

就職への不安とその解消法

留学後に就職先が見つかるのか不安という人は、渡航前から準備しておくと、落ち着いて留学に専念できます。
出発前は何かと忙しい時期ですが、できれば企業説明会や就活イベントに参加して、就活の雰囲気を体験したり、興味のある企業に目星を付けたりしておきましょう。

留学中に外せないのが、現地の留学生に向けて開催される就活イベント「キャリアフォーラム」への参加です。 中でも毎年8,000人以上が参加する「ボストンキャリアフォーラム」には、外資系企業や現地支社を置く日系企業、政府関係などさまざまな企業が一挙に集まり、その場で面接を行い早ければ3日で内定が決定するケースもあります。
キャリアフォーラム :CFN(CareerForum.Net)

留学後の就職を考えているなら、キャリアフォーラムを基準に日程やカリキュラムを組むのもいいでしょう。

治安への不安とその解消法

日本は世界に類を見ないほど治安がいい国のため、いざ留学を考えた時、他の国を危険に感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、留学生の多い国であれば、基本的なルールを守っていれば危険に巻き込まれるリスクはそれほど大きくはありません。
夜1人で出歩かない、無防備に荷物を置かない、ポケットに財布を入れないなど、常に危機意識を持って行動しましょう。 また、場所によってはスラム街など立ち入るだけで危険が及ぶエリアがあります。

渡航前にしっかりと情報収集を行い、あらかじめ近寄らないようにすることが大切です。

食事への不安とその解消法

現地の食事に不安を抱く人は意外に多いようです。 確かに、食べたことのないものを口にするのは不安ですが、ホームステイ先や寮で出される料理は現地で日常的に食べられているメニューです。

食べず嫌いをせず、まずは少しずつでも色々なものを食べてみましょう。 見方を変えれば、日本では食べられない食材や料理を体験するチャンスです。

新しい発見を楽しむ感覚でポジティブに捉え、どうしても日本食が恋しい時は日本食レストランに足を運んでみましょう。

差別への不安とその解消法

留学先で、人種における差別や英語をうまく話せないことで差別を受けるという可能性は否定できません。 露骨に嫌な顔をされる、通りがかりに悪態をつかれるなど、差別の内容もさまざまです。

相手次第なので「差別を受けないようにする」というのは難しいですが、万が一差別を受けた場合は相手にせずスルーするのが1番です。 反応するとエスカレートすることがあるため「こんな人もいるんだな」ぐらいに受け流しましょう。

留学はメリットがいっぱい

留学に不安を感じている人も多いと思いますが、それ以上に得られるメリットがたくさんあります。

日本で英会話スクールに通っていたとしても、習得できる語学力には限界があり、また臨機応変なコミュニケーション力を身につけるのは難しいものです。 しかし留学することで、さまざまな文化や価値観に触れながら、確かな語学力を身につけることができます。 その中で、自分の価値観や見聞も確実に広がります。

また、海外に友人やホストファミリーなどネットワークができるのも魅力でしょう。 日常ではできないことを経験し、帰国する頃には自信や達成感を感じ、新しい自分を発見できるでしょう。

外国大学の日本校

対処法を知っておけば不安に打ち勝てる

いかがでしたでしょうか。 この記事を読んでいただくことで、留学について不安に感じることやそれらの対処法についてご理解いただけたと思います。

いざ留学するとなると英語や金銭面、人間関係など次々と不安が出てきますが、あらかじめ対処法を知っておくことで、万が一の時に落ち着いて対応することが可能です。

留学中は不安が付きものですが、目標を明確に掲げ、何事もポジティブに捉えることが成功のコツと言えるでしょう。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部について

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部(以下、サンダーバード)は、1946年創立以来、75年以上の歴史を持つ、グローバルビジネスおよびグローバルマネジメントに特化した、高等教育機関です。

キャンパスには世界中から生徒が集まっており、その様子は「小さな国連」と呼ばれるほど。ダイバーシティな環境下で学ぶことにより、グローバルな視点や多文化への理解、協調性、そして将来のグローバルリーダーとしての力を養えます。

サンダーバードの卒業生たち

サンダーバードのアラムナイ(卒業生)は、世界約145ヶ国45,000人以上の卒業生からなり、その結びつきは他のビジネススクールでは見られない、非常に強固なものとして、世界的にも有名です。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校の紹介

サンダーバードが提供している「グローバルマネジメント学」「国際貿易学」の学士号を、日本でも学べる新プログラムがスタートしました。

日本国内にいながら、世界トップレベルのマネジメントスクールの授業を受け、アメリカの正規の大学の学士号を取得できます。

プログラム詳細はこちら

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部広島大学グローバル校は「外国大学の日本校」です

広島大学と75年以上の歴史をもつアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院が連携した学士号プログラムです。

本プログラムは文部科学省により「外国大学の日本校」として指定を受けております。
「外国大学の日本校」については、文部科学省のホームページをご覧ください。
外国大学等の日本校の指定:文部科学省

プログラムについて

取得できる学士号はアリゾナ州立大学の「グローバルマネジメント学」と「国際貿易学」の2種類です。

「グローバルマネジメント学」では、グローバルな環境で活躍するためのマネジメント力を学べるプログラムとなっています。

「国際貿易学」ではグローバルにビジネスを行うための政治的・文化的・経済的側面への理解を深めながら、国際貿易分野で活躍するために必要なスキルを学びます。

本プログラムでは、1・2年次を広島大学のキャンパスで、3・4年次をアリゾナ州で学びます。 広島を含め、4年間全ての授業が英語で行われますので、国内にいながらでもグローバルな環境で世界有数の大学によるグローバルマネジメントを学ぶことが可能です。

また、「国際貿易学」の学位取得後はアメリカでのOPT(Optional Practical Training)を取得し、卒業後アメリカで3年間の就労資格を得られます。

サンダーバードの国際貿易学はQS 国際貿易学ランキングにて「世界第1位」を獲得

サンダーバードの国際貿易学は、QSワールド大学ランキングの国際貿易学専攻で世界第1位を獲得しました。
QSワールド大学ランキングでは、修士課程(大学院)を専攻別に分け、以下の各項目について評価・選定したランキングを毎年発表しています。

  • プログラムの内容
  • 革新的な教育方法
  • 学生が就職できるように大学がどのように準備しているか

サンダーバードは上記の各項目で、最高評価を獲得しています。

詳しくはこちら

卒業後の進路について

サンダーバードの卒業生は、国際機関、グローバル企業をはじめ、各国政府やNPO団体など多種多様な分野において、世界を舞台に活躍。
在学中の進路支援にも力を入れており、世界中の卒業生ネットワークを活用した進路支援を行っています。

また、本学の修士課程であるMGM(Master of Global Management)プログラムへ進学する学生も多くいます。 ※MGMとは、通常のMBAではなく、全てのクラスがグローバルな視点で構成され、 “第4次産業革命の時代に必要とされ、本当の意味でグローバルに活躍できる真のリーダーを育てる”ことを目的とした修士号です。

将来の選択肢を広げるためにも、日米両キャンパスでグローバルな視点で構成されたプログラムを学べるユニークな形の留学に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

サンダーバードでは、日本オフィスにて日本人スタッフが個別に留学サポートの相談を受付ています。将来グローバルに活躍したいなど、海外にご興味のある学生の方は、ぜひご相談ください!

【外国大学の日本校認定】アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営学部 広島大学グローバル校の詳細はこちら

 

コラム監修者

監修者の写真

夫馬 賢治Kenji Fuma

株式会社ニューラル

代表取締役CEO

<略歴>

信州大学グリーン社会協創機構特任教授。アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院MBA。ハーバード大学大学院サステナビリティ専攻修士。東京大学教養学部国際関係論専攻卒。東証プライム上場企業、機関投資家、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタルの社外取締役やアドバイザリーを多数務める。環境省、農林水産省、厚生労働省のESG分野の委員会委員を複数兼任。Jリーグ特任理事、ウォーターエイドジャパン理事、MASHSING UP理事。留学経験を活かしたグローバル視点での戦略立案を得意とする。国内外のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で解説を担当。

<主な著書>

ネイチャー資本主義』(PHP新書)

超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)

データでわかる 2030年 地球のすがた』(日経プレミアシリーズ)

ESG思考』(講談社+α新書)

 

 

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