COLUMN
2022.07.01

MBAの国際認証とは?3つの国際登録機関を紹介

MBAに興味をもち始めたものの、ビジネススクールの数が多く、なにを基準に選べばよいのかがわからないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ビジネススクールを選ぶ際は、国際認証を受けているのかどうかを確認することがおすすめです。

本記事では、MBAの国際認証の概要や、認証を受けているビジネススクールに通うことで得られるメリットを解説します。 MBAの取得を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

MBAとは?

MBAとは、経営学修士あるいは経営管理修士のことです。
キャリアアップや海外への就職を目指している方、また「経営の知識を身につけたい」「将来的に企業の経営者になりたい」とお考えの方が取得する学士です。

日本では、経営学の大学院課程を修了した際にMBAを取得できます。
また、海外でMBAを取得するためには、経営やビジネスの知識を学べるビジネススクール(経営大学院)を修了する必要があります。
詳しくは「MBAとは?海外でMBAを取得する際のメリットやデメリット」の記事をご覧ください。

MBAの国際認証とは

MBAの国際認証とは、MBAプログラムが登録機関の定めた評価基準を満たした場合に、ビジネススクールに与えられる認証のことです。

世界には多くのビジネススクールがあり、それぞれ教育方針や目的は異なります。
そのため、登録機関が項目ごとに評価し、認証を行っています。

登録機関がビジネススクールの評価を行う際の主な項目は、以下のとおりです。

【登録機関が評価する主な項目】

  • カリキュラム
  • 生徒・教員
  • 研究
  • 国際化
  • ミッション・ビジョン
  • 財務状況

つまり、認証校はMBAプログラムの質や教員の体制、また財務状況などが一定の水準以上であると認められているというわけです。
そのため、ビジネススクールを選ぶ際の基準の1つとして、国際認証の有無を確認することがおすすめです。

なお、登録機関は主に3つあります。 以下で、3つの登録機関の概要や、それぞれの機関の認証校を紹介します。

AACSBとは

登録機関の1つであるAACSBは、1916年にアメリカで設立された登録機関であり、100年以上の歴史をもっています。
世界に存在するビジネススクールのうち、約5%がAACSBの認証を取得しており、2022年10月現在では、日本でも6校が取得している状況です。

AACSBは、主に学習成果や戦略マネジメントの項目を重点的に評価しています。
そのため、AACSBの認証を受けたスクールは、生徒に対して良質なマネジメント教育を行い、より深い知識を提供しているスクールだということです。

なお、当サイトを運営するアリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院はAACSBの認証校です。
ほかにも、ハーバード大学やスタンフォード大学なども、AACSBの認証を受けています。

また、アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院が提供している「MGMプログラム」は、2019年にウォールストリートジャーナルより、世界24か国の114校のビジネススクールのなかから1位に選ばれました。

EFMDとは

EFMDは、1972年にベルギーで設立された登録機関であり、日本では欧州経営開発財団ともよばれています。
世界で合計800校以上のビジネススクールが、EFMDの認証校です。

また、EFMDには、EQUISとEPASの2種類の国際認証があります。
EQUISとは、マネジメント教育機関の質を評価するもので、一定の基準を満たした教育研究機関に与えられる認証のことです。
一方EPASは、MBAプログラムに対して認証を与えられます。

2022年10月現在では、EQUISの認証を受けている日本の大学院やビジネススクールは3校であり、EPASを取得しているところは2校です。
海外では、エクセター大学やマンチェスター大学を含む、180校以上がEQUISの認証を取得しています。

AMBAとは

AMBAとは、イギリスのロンドンにて、1967年に設立された登録機関のことです。
2022年10月現在、日本では2校がAMBAの認証を受けており、海外ではニューカッスル大学やロンドン大学シティなどの、250校以上のビジネススクールが認証されています。

なお、ニューカッスル大学やロンドン大学シティは、AMBAのみならずAACSBやEQUISといった登録機関からも認証を受けている有名校です。

AMBAはMBAプログラムの教育内容を重視しており、ほかの登録機関と比べて、カリキュラムの内容をより厳しく審査しています。
また、卒業生がビジネスの場で活躍できるようなMBAプログラムの学習成果や、卒業生への支援も、AMBAが重視している項目です。

MBAの認証校に通うことで得られる3つのメリット

国際認証を受けられたスクールは、MBAプログラムが一定の評価基準を満たしていることを意味します。
では、認証を受けているスクールで勉強することで、どのようなメリットを得られるのでしょうか。

ここからは、具体的な3つのメリットを紹介します。

メリット①生徒や教員のレベルが高い

MBAの認証校は、生徒のレベルが高く、教員の体制も整っていることを評価されています。
そのため、優秀な生徒が多く集まる環境のなかで、豊富な知識をもった教員から経営の知識を学べるというわけです。

また、国際認証は定期的に更新されるため、認証校は生徒や教員のレベルを高く保ちつづける必要があります。
優秀な生徒とともに、より高いレベルの授業を受けたいとお考えの方は、国際認証を受けているスクールに通うことがおすすめです。

メリット②ビジネススクールの知名度が高い

国際認証を取得できているビジネススクールは、MBAプログラムの内容を高く評価されているため、知名度が高いです。

一般的に、知名度が高いビジネススクールほど、さまざまな企業に知られています。 そのため、MBAの認証校に通うことで、就職の際に有利になるケースがあるというわけです。

たとえば、海外での就職は日本で就職するよりも難しいとされています。
しかし、認証校を卒業していれば、レベルの高い知識が身についていると判断される可能性が高いため、通常よりも海外企業に就職できる確率が高くなることが期待できます。

また、認証校を卒業していることで、就職後に昇格や昇給しやすくなることもあるため、就職先や就職後の待遇を重視するのであれば、認証校に通ったほうがよいでしょう。

メリット③ほかのビジネススクールとの連携が強い

MBAの認証校同士であれば、連携しやすいというメリットもあります。
なぜなら、お互いに国際認証を取得している場合は、スクールごとにレベルの違いはあるものの、MBAプログラムの一定の基準を満たしているということは共通しているためです。

また、ほかのビジネススクールと連携すれば、交換留学を行うこともできるため、さまざまな生徒と交流することや、そこでしか受けられない授業を受けることができます。
特に、日本の大学院やビジネススクールに通っている場合は、海外のMBAプログラムを受けることで、よい刺激を受けられるでしょう。

そのため、交換留学や海外就職を視野に入れている方には、ほかの認証校とのつながりが強いスクールに通うことをおすすめします。

国際認証とは、MBAプログラムが一定の基準を満たしている場合に与えられる認証のこと

いかがでしたでしょうか?

国際認証とは、MBAプログラムが一定の評価基準を満たしていると判断されたビジネススクールに与えられる認証のことです。
主にAACSBとEFMD、そしてAMBAという登録機関が認証を行います。

また、認証校には生徒や教員のレベルが高いことをはじめとする、さまざまなメリットがあります。
さらに、認証校同士の連携が強いスクールに通うことで、交換留学を行える場合もあるため、国際認証の有無を基準にスクールを選ぶこともおすすめです。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院の紹介

私たちサンダーバードは、1946年創立以来、75年以上の歴史を持つ、グローバルビジネスおよびグローバルマネジメントに特化した、高等教育機関です。

本学では、通常のMBAではなく、全てのクラスがグローバルな視点で構成されたMGM(Master of Global Management)プログラムを提供しており、“第4次産業革命の時代に必要とされ、本当の意味でグローバルに活躍できる真のリーダーを育てる”ことを目的とした修士号となります。
サンダーバードのMGMは、2019年に、ウォールストリートジャーナルより世界24カ国114のビジネススクールの中から、グローバルマネジメントの分野において、第1位に選ばれました。

キャンパスには世界中から生徒が集まっており、その様子は「小さな国連」と呼ばれるほど。
ダイバーシティな環境下で学ぶことにより、グローバルな視点や多文化への理解、協調性、そして将来のグローバルリーダーとしての力が養われます。

アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院の詳細はこちら

サンダーバードの卒業生たち

サンダーバードのアラムナイ(卒業生)は、世界約145ヶ国45,000人以上の卒業生からなり、その結びつきは他のビジネススクールでは見られない、非常に強固なものとして、世界的にも有名です。

最後に、様々な分野でグローバルに活躍する卒業生たちを紹介いたします。 


サンダーバードでは日本オフィスにて日本人スタッフが個別にサポートの相談を受付ています。ぜひ日本オフィスまでご相談ください。

コラム監修者

監修者の写真

夫馬 賢治Kenji Fuma

株式会社ニューラル

代表取締役CEO

<略歴>

信州大学グリーン社会協創機構特任教授。アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院MBA。ハーバード大学大学院サステナビリティ専攻修士。東京大学教養学部国際関係論専攻卒。東証プライム上場企業、機関投資家、スタートアップ企業、ベンチャーキャピタルの社外取締役やアドバイザリーを多数務める。環境省、農林水産省、厚生労働省のESG分野の委員会委員を複数兼任。Jリーグ特任理事、ウォーターエイドジャパン理事、MASHSING UP理事。留学経験を活かしたグローバル視点での戦略立案を得意とする。国内外のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で解説を担当。

<主な著書>

ネイチャー資本主義』(PHP新書)

超入門カーボンニュートラル』(講談社+α新書)

データでわかる 2030年 地球のすがた』(日経プレミアシリーズ)

ESG思考』(講談社+α新書)

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